内田裕也のこの行動について、葬式の世界で無礼だ、という意見もあるでしょうが、これはアリだと思いますよ。
植木さんも「暗いご葬儀は嫌だ、明るく送り出してほしい」と思っているのではないでしょうか。
内田裕也が活動を始めたのは1963年、ちょうどクレージー全盛期ですから、当時所属していたナベプロの先輩、クレージーキャッツ下積み時代はとても助かったのではないでしょうか。彼なりの恩返しだと思いますね。
内田裕也はこんな歌手。CD/本を
(スポーツ報知より)
「植木等さん夢をありがとう さよならの会」で27日、歌手の内田裕也(67)は、松任谷由実(53)、ミッキー・カーチス(68)とともに即席ユニットを結成して祭壇前で突然歌い出し、式場を沸かせた。
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ロックンローラー・内田裕也は、絶唱でミュージシャンとしての先輩、植木等を送り出した。
元首相・森喜朗さん(69)らに続いて「さよならのお言葉」を述べていた裕也は、それまで堅苦しく、悲しみに包まれた会場を一変させた。
「大変、唐突ではございますが、1コーラスだけ、1曲だけ歌わせていただきたいと思います」と切り出し、松任谷由実(53)とミッキー・カーチス(68)をいきなり祭壇の前に呼びつけた。
“裕也節”のさく裂には会場もざわついたが、1991年に東京都知事に立候補したこともある「クレージー裕也」は構うことなく「暗いご葬儀は嫌だと思います。一生懸命、一晩考えてやってきたものです。『クレージーキャッツ』に対抗して、新ユニット『クレージーキャメルズ』でお送りします」。
打ち合わせなしの即興。突然のことにキョロキョロと周囲を見回し戸惑うユーミンとカーチスには「時間がないので早くお願いします」と一喝。「ロック版スーダラ節。コーラスよろしく!」と、名曲をロック調へアレンジし、ライブさながら弔問客の手拍子に乗せて「スィ〜スィ〜スーララッタ スラスラ スイスイスイ〜」と、祭壇でほほ笑む植木さんの遺影に向かって歌声を放った。
式の後、裕也は「ちょっとやりすぎたかな」苦笑いを浮かべたが「届いたか? そう思います」と満足そう。「オレが19歳のころ、悶々とした日々を送って、ヒット曲も皆無のオレはクレージーの前座で全国を回らせていただいた」裕也なりの感謝の表現だった。
全盛時代には裕也の暴れん坊ぶりにも「ハナ肇さんに説教されている隣でニヤニヤして場の雰囲気を和らげてくれていた」という。「あなたのことは忘れません。ユーアーロックンロール」“無責任男”植木さんにふさわしいお別れ。植木さんも天国できっとほほえんでいたはずだ。